第22回  彩雲会展 報告  

2018年 (平成30年) 11月3日(土)  11:00~17:00 快晴
11月4日(日)  10:00~16:00 快晴

大阪リバーサイドホテル

カンファレンスホール5A
     (87㎡)

         メディアによる告知・会員募集・対面展示

  メディアに会展をPRするべく新聞・テレビに働きかけました。また、展示方式は作品と作者がセットになる対面方式を

とりました。(TSMCを参考にさせて頂きました)これによって、見学者と作者が作品を前に直接会話が出来ますので、

より一層ソリモの楽しさが発信出来、究極は会員募集につなげたいとの趣旨で実施しました。

 彩雲会は発足65周年を迎え、隔年毎に開催している展示会も22回を数え、展示方法を一新した会展になりました。  加えて工作テクニックも多数披露し、故高見名誉会長の作品を多数展示しました。

  今回特記する事項として、新聞3社に田辺・葛城両長老の人脈を駆使して頂き、開催案内を掲載して頂きました。

  10月30日 産経新聞:カラー写真付きで大きく報道して貰いました。

  11月2日  読売新聞 イベント欄

   〃 3日  毎日新聞  写真付き3段組 (川崎名人宅で取材)

新聞記事はここをクリックしてください → *新聞記事

○ 11月3日  09:00~

  今までであれば、会展前日夕方から展示会場を使わせて貰い展示準備が出来たが、ホテル事情で今回は開場前に展示等準備を行う羽目になり、てんやわんやすることとなる。

  9時に集合し11時までに開催準備を終了することとなっていたが、ホテル側手違いで展示机の巾が60㎝の予定が45㎝巾机が準備されていた。今更どうすることも出来ず、高見元帥のコーナーを会場中心部から北側壁面に移動。

    10月例会で阿弥陀籤で決められた展示場所にそれぞれ作品を置くが、2机で巾30㎝

  減の影響は大きく、相当狭苦しい展示になった。

  会員名札が胸ポケット取り付け式から首ぶら下げ式に替え、上着を脱いでも常時首から提げているので誰の誰べぇ~か直ぐわかり、来展者から大好評であった。また、各会員作品展示場所後ろに原則座り、離席するときは「離席カード」なるものに席に戻る時間を記入することにした。今までは、質問があっても「作者はどこへ行った?」と会場内を探すのが常であったが、来展者とのコミニュケーションが十分取ることが出来た。

   11時前から来展者が複数有ったが、しばらく待って貰うことにして、11時に会長開催宣言の後ドアオープン。

  新聞3紙による告知効果が素晴らしく、開場とともに大勢の方が入ってこられ1時間もしないうちに熱気ムンムンとなり、クーラーをかけて室温を下げる始末である。

  全員昼食を取る暇も無く熱心な質問に真剣に答えていた。

  それでは会場を順に見ていこう。

  受付は彩雲会名物受付「藤モッチャン」(藤本修久会員)が10月末に急逝したため、会員知り合いの「田中嬢」が受付業務を全て引き受け、この人は美人の上愛想が良く、エレベーターを降りた人の殆どにアンケートを書いて貰っていた。

  受け付け卓上には藤モッチャンの遺影と、鹿屋・ぽ様からの焼酎2本、難波さん友人からのウイスキー、TSMC、松戸迷才会、FARC各クラブからの盛り花がお客様をお出迎え。

  会場に入ると一番目に渡辺カメラマンの双発ばかりの作品がお出迎え。会場を反時計回りに見ていくと、次に堀田火消し兄さん、伊藤インチキボーンズ師の1/50ヘリコプターがズラリ並ぶ。他のクラブやプラモの展示会でもこれだけのヘリが揃うのは見たことが無い。次は、産経新聞の切り抜きを手に「このカラーのヒコーキどこや」と大勢の人が押し寄せた葛城名人の1/20コーナー。いつもの「爪楊枝」で風防の開け閉め等観る人を驚かせる。まぁ、次からは爪楊枝は「金か銀製の爪楊枝」を用意せなアキマヘンで・・。

    隣は1/20のかげに隠れて西条編集長のコーナー,本人曰く新作の「ファルコン20」持ってくるのを忘れたとか、そんな話は前代未聞、明日持ってくれば良いとのアドバイスも「今日はホテルに泊まるねん」でチョン。

  隣は村山会長と長尾コンマスがモックを一機づつ、まわりの勢力に推され肩を寄せる様にモック二機展示。東側テーブルの最後は川崎名人。オールシルバーの米空軍機が勢揃い。

    シルバー軍団の影に隠れて上田お兄さんが可愛い作品二機展示。

  北側壁面に沿って昨年夏天国に召された「高見名誉会長」の特別展。アメリカ海軍機を中心に40機を展示。大きい機体から小さな機体、メジャーなものから殆ど知られていない機体まで本当に良く作ったと感心するばかり。

  西壁面に移動すると、彩雲会員で唯一プラモの展示を許されている下岡先生の1/72ファントムがズラリ、今までの展示を考えたらいったいファントムを何機作ったのか。

  田中勝ポルシェおじさんはコリに凝ったG.55やハインケルウーフゥーを並べる。その横は1/20とドデカイ紫電改の竹内さん。エンジンカウリング、機銃カバーなど外せるものはみな外し、フラップなど動かせるものはみな動かす素晴らしい作品。

  その隣はマニア好みの渋い作品を並べる田辺長老。ビーチ1900Dの素晴らしい塗装はいかにして塗ったか質問多数。  連ドラ「西郷どん」に出てくる京都左京区岩倉(岩倉具視蟄居した地区)から、村上鉄ちゃん叔父さんはいつものとおり奥方と同伴出席。2、3日前に自転車で転倒し病院通いとか、それでもカットラス脚は往生したと1/32をズラリ。 山本博おと~さんさんは、はよMRJが路線に就航してくれな塗装できないと、航空会社の塗装待ちで真っ白MRJで登場。長曽我部コントローラー殿は沖縄から急遽参加。この前見たときからチョットはメッサー進んだのかしら・・・

  田中博酒屋オーナーは零戦デケヘンかったと、まぁ完成予定やったから、予定は未定 や・・と。 隣、船場日本酒命殿は一作毎に進歩している四機を展示。格納スペースの関係で小さいスケールになっているが、最新作カタリナは素晴らしい。

  おおとり、難波長老はいつもの作風で一〇機展示、今回はヘリコプーが二機も混じっている完全に難波ワールド。

  最後に南壁には、佐藤宴会部長「好評航空雑誌コーナー」、今回は一冊三〇〇円、二冊五〇〇円で販売し、売り上げは会に上納するとか。 良い態度である。

  ちなみに、二日間で完売、会にウニャラウニャラの上納金が納められた。

  午後には、他倶楽部方々が続々到着。

17:30~19:30 恒例パーティー

 まぁ、以前のとおり行くわけには行かず「まぁまぁ」の感想でパーティーは進む。

 参加人数40名、三点・松木さん、FARC・渡辺さん、レディーバード・橋本さん,袴田さんに加え,三菱原子力関係で会長知り合いの神戸ランプ館長奥條さんがランプ館入場招待券多数持参して参加。

  難波長老友人からの「ウイスキー」、中島ポリヤンスキー殿からの焼酎をおいしく頂戴。 いつもなら藤モッチャンからの日本酒の差し入れがあるのだが、今年はなし、寂しい。

  年寄りが多くなったので、早めの田辺長老の中締めでとりあえず終了。中締めなので若手は30分ほど居座る。(若手と言ってもエエ年のオジンばっかりでっせ)

  二次会は、受け付け田中嬢も含め、多数でいつもの桜ノ宮・吉鳥でうだをあげる。

○ 11月4日  10:00~

  いつも位のアンケート用紙を準備していたが、昨日の様子を見て「これはダメだ」と編集長は朝早くからコンビニでアンケートを増プリントして出席。

    昨日に続き本日も好天気、昨日と同じ程度の来場者が予想されるので、全員張り切る。

   今回は、少年飛行兵15期、予科練甲飛14期のおじいさんや、親父さんや知り合いが旧軍に関係していたとして,専門的な質問をする人が多い。全員新聞の告知を見て来場したという。やはり新聞の力は強い。

  高見名誉会長のご長男のお嫁さん、娘さんが名古屋からお見えになり、名誉会長の娘さん、息子さんも見に来ていただいた。

  アンケートを書いていただいたのが3日は225枚、4日は162枚であった。田中嬢のほほえみ作戦で、来場された8~9割に記入していただいたものとして来場数は500名に迫ったと思われる。

  アンケート内容の詳細はこれからの検討になるが、ざっと見たところ60代の方が多く16歳から90代の人もいた。 多くの人が次回会展の案内をいただきたいとのことである。 また、6~7名の方が例会案内を欲しいと言われ、削る気十分とみた。

  111モック15機であった。(プラモ除く)

  最後は高見元帥作品を、会員入れ札で持ち帰ること事としていたので札を開け、競合する作品は話し合いで持ち帰ることとした。  

  大盛況のうちに終了したが、直前の不幸な出来事や、良くも悪くもホテル側に振り回された会展でもあった。

  盛り花、アルコール、陣中見舞いを頂いた皆様方に厚くお礼申し上げます。

                                   以上

出品機リスト      

(特記無い限り1/50)                            50音順

 

  粛之

 

 

 ビーチクラフトT-34C ターボメンター、THE SAML S2 1/48

 アルバトロスC-Ⅴ 1/48    ハンザ プランデンブルグW 2機 1/48

 アンサルド バリラ 2機 1/48 SNCASE SE100 1/48ドルニエDoJ ワール 1/72

 シャックルトン マークⅡ 1/100、       川崎C-1 1/100                

 

 伊藤紘一

 

 

 アグスタAW-139、           アグスタEH101、

 アグスタ ウエストランド109     ミルMil-24、

 シコルスキーCH53E 、     シコルスキーS-64, 

 シコルスキーS-92 ()                                     

 上田昌幸

 アビアFL-3、 ローラソン ベーター ()                            

 葛城

 

 ロッキードF-104、 ノースアメリカンF-100C () 以上 1/20

 P-51 コックピット 1/8                                       

 

 川崎次孝

 

 

 マーチンXB-51、 マーチンRB-57F、 ダグラスB-66、

 ジェネラル ダイナミックスFB-111、 コンベアXFY-1、

 ロッキードXFV-1、  リパブリックXF-84H、

 コンベアーB-58 ()、 ホークBAe ()                         

 西条靖男

 中島九七式艦上攻撃機1号、同 3号、 アブロランカスター、

 カナディアCL415、 セスナ208B ()                          

下岡和弘

 - ファントム 20機  全プラモデル                            

竹内敏昭

 川西 紫電改  1/20                                             

 

 田中

 

 ノースアメリカンOV-10A、 アルバトロスDⅤ

 ソードフィッシュ水上機型、  ピッツスペシャル、

 ムスタングレーサー ミス・アメリカ、  ダグラス スカイホーク、

メッサーシュミットBf-109 ガーランド スペシャル、ゼロ戦 ()       

田中

 

 ハインケルHe219 1/40、 ファイアットG.55 1/40  ()

 グラマン ダック 1/40 ()                                      

 

 田辺英夫

 

 ビーチクラフト1900D、     エンブライエル ERJ145、

 ビーチクラフト スーパーキングエアー350、   BAC-111

 ロッキード スーパーエレクトラ、   ロッキード エレクトラⅡ、

フォード トライモーター ()                                     

長曽我部晃

 メッサーシュミットBf-109G-2 ()                            

長尾

 スホーイ -37試作戦闘機 ()                                   

 

 難波泰之

   1/48

 

 ニューポール28、 コードロンC-460、 フェニックスD-Ⅱ、

 ブレリオⅪ、    ドベルジュサン、    グロスターⅥ N249、

 マッキM-33、   トーマスモースMB-3、

 川崎OH-1、   ロビンソンR-22                              

船場

 ピラタスPc-6 1/48、 コンソリーテッデットPBY-5A 1/125、   ショートSC-7 1/100
 PZL-104ウイルガ2000
                                   

 

 堀田潤一

 

  AS365N3×2機(京都消防・ひえい&あたご) 

 EC120,EC130B4、以上アエロスパッシャル社製

 シコルスキーS-76B、   アグスタ ウエストランドAW139        

村上成之

 

 三菱九六式艦戦、 チャンスボートF7U、 ロッキードT-33、

 ウエストランド ホワールウインド  ()    1/32                       

村山周一

 フェアリー フライアフライ () 1/32                     

山本博行

 MRJ、ユンカースJu-52                                         

渡辺

 

 ロッキードS-3 1/60、  三菱MU-2、  グラマンC-1、

 ダグラスA-26 1/60   マーチンB-26 ()                       

高見保市名誉会長特別展示  40機  *高見名誉会長作品 

 ダグラス A2D-1、 A-4F、 A3D-2 2機、 EKA-3、A-1H、

          JD-1、 SBD-5,

 マグダネル FH-1、F3H-4、 RF-4B、

 グラマン OV-1、 AF-2W、 XF5F-1、 F7F-1、 F8F-1、

          TBF-3E、 J4F-1、

 ノースアメリカン TV-2、 T-2、 FJ-4、

 カーチス OSC-1、 SB2C-3、

 コンソリーテッデット P2Y-3、    PBY-1

 マーチン AM-1 2機、         ロッキード S-3A、 P-80A、

 シコルスキー JRS-1、S-51、   ノースロップ YC-125,

 LTV TA-7、    ホール PH-3、   ヴォート F6U-1、

 チャンスボート F4U-4、   ベル P-59、  フェアチャイルドC-123B、

 サーブ JAS-39,          ミグ Mig-21

           完成機:115機、 モック:15機  計130機 (プラ除く)

  ゲスト:大阪レディバード

 橋本治朗

 AEG-Ⅳ 1/48


名前をクリックすれば各出展機が表示されます (数字は機数)

                               参加会員 22名                                                             50音順

完成 モック 完成 モック 完成 モック 完成 モック 完成 モック
 櫟 粛之  11    伊藤 紘一 6  1  上田 昌幸  1  1  葛城 衛  2  1 川崎 次孝  7  2
 西条 靖男  4  1  佐藤 雅三      下岡 和弘  20    竹内 敏昭  1     田中 博  7  1
 田中 勝  1  2  田辺 英夫 6  1  長曾我部 晃    1  長尾 正  1  難波 泰之  10  
 船場 司  4    堀田 潤一 6    村上 成之  3  1  村山 周一    1  山本 博行  2  
 山内 秀樹      渡辺 勲 4  1                  
 

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